一般的にビールといえば、黄金色と白い泡のイメージ!
居酒屋で生ビールを注文すると、必ず数センチ泡立っています。
泡の分なんだか損した気分だったり…?
私はちょっと泡が苦手なので、泡抜きをお願いしたいくらい…
見た目としては泡があった方が、美味しく見えますけどねぇ(笑)
でもこの白い泡。
注いだからできちゃうの仕方ないし…というわけじゃない事をご存じですか?
もちろん、炭酸飲料なので泡立つのは分かりますが、ビールの場合、この泡にとっても重要な役割があるんです。
その重要さゆえに、最近ではクリーミーな泡が作れるようなサーバーが家庭向けにも販売されていますよね。
一体どんな重要な役割があるのか…。
結論:泡はビールの蓋になる
ビールは生もの。
空気に触れた瞬間から、鮮度が落ち始めます。
空気に触れて成分が変化すると味も変わりますし、炭酸飲料ですから、炭酸ガスが抜けていくという事ももちろんあります。
そこで、活躍するのが「泡」です。
泡が蓋となり、空気と触れるの防いでくれ、また炭酸ガスが逃げていくことも防ぎます。
泡の蓋があることで、鮮度が保たれ注ぎたての美味しさが持続できるというわけです。
ビールは最初の一口がウマイ!!
いやいや。それも分かりますが、「泡」があれば最後までウマイ!!はずです♪
しかし、この泡。
無造作に注ぐだけでは、この役割を全うしてくれません。
なかなか奥の深い泡なのです。
グラスに注がれたビールの泡の正体
グラスに注がれたビールは、黄金色の液体部分と、白色の泡部分。
だけではありません!
上手く注がれると、『フロスティミスト』と呼ばれる層が液体と泡の間に出来ます。
(サントリーさんではスモーキーバブルスと呼んでいます)
このフロスティミストは…霧状の微細な泡の部分。
これが出来ていると一口飲むたびにクリーミーな泡が生成され、泡の層が最後まで保たれ続けます。(写真の状態です。分かりにくいけどっ(汗))
泡の蓋が役割を全うするには、フロスティミストが出来ている事が最重要なのです。
そんな「フロスティミスト」を作る方法があります。
それは…。
泡を後付けする
居酒屋等で見たことはないでしょうか。
ビールサーバーからビールを注いだ後、クリーミーな泡を上に乗せている姿を。
まさにその方法です。
残念ながら専用の機械を使用しなければ、この方法は不可能です…。
そこで、最近、家庭用のビールサーバーが発売されているんですね。
我が家はサントリープレミアムモルツの点数を集めてもらいました♪
とはいえ、この泡が作れなくても、美味しいビールは美味しく飲めますけどね(●´ω`●)エヘ☆
泡はこんな働きもしている?
ビールを注ぐ時に立つ泡は、苦みを吸着してビールの苦味を和らげる働きもします。
もちろん、吸着するので、その時に出来た泡は苦味が強くなります。
また、ビールに含まれている炭酸が泡となり程よく抜けることで、ビールがまろやかになり、同時に香りも立ちます。
缶から直接まれる方も多いと思いますが、グラスに注いだビールとの味わいを比べてみるのも楽しいですよ♪
グラスで飲むと飲み口が広いので、香りも分かりやすくなる気がします。
まとめ
ビールの泡は、炭酸ガスの逃げを防止し、鮮度の劣化も防ぐ「蓋」。
それ以外にも、苦みを吸着してまろやかな味わいにしたり、泡立つ音の心地よさや、泡立った時の香り、黄色と白のコントラスト…と。
泡は、飲む人の気持ちを味覚・嗅覚・視覚・聴覚からも盛り上げてくれます♪